研究分野
エレクトロニクス,環境・エネルギー,情報・通信技術,ナノテク・新材料など。
学生とともに幅広い分野にわたる研究活動に取り組んでおります。
- 藤田研究室
-
磁性材料、磁気デバイス、電気化学成膜、ナノ材料
- 小坂研究室
-
ヒューマンファクター、認知情報処理、運転支援、ヒューマンインタフェース
- 石飛研究室
-
共振形インバータ、非接触給電、高周波トランス
- 顕谷研究室
-
アクティブラーニング、教育効果測定、テキストマイニング、自然言語処理、ディープラーニング、プロジェクトマネジメント
- 大谷研究室
-
半導体集積回路、イメージセンサ、電子回路設計、知覚
- 芦原研究室
-
電波伝搬、電磁波計測、プラズマ波動、電離層
- 三崎研究室
-
電子物性、半導体工学、電気電気材料、薄膜デバイス、有機半導体
- 池田研究室
-
雷保護、風力発電、洋上船舶
- 頭師研究室
-
電磁場計測、宇宙プラズマ波動、集積回路
- 土井研究室
-
計測、多次元、環境、マイコン
研究室の紹介
藤田研究室
環境に優しい水溶液中の反応を用いた機能性薄膜の作製と電子デバイスへの応用
- 水溶液から金属と酸化物、金属と高分子のコンポジットを作る
- 多層膜作製装置
「めっき」のような 水溶液中の電気化学反応や化学反応を用いて 、磁性薄膜を中心とした機能性薄膜を作製しています。 ナノメートルオーダーで構造を制御された新しい磁性材料 の作製を目標に、従来のめっきの範疇を越えた新しい反応制御方法を研究しています。 このような成果を、電磁波シールド材料、磁気センサーや薄膜磁石などの分野へ応用したいと思っています。また、磁性材料を中心とした電気電子材料、めっきをはじめとする表面処理技術一般についても興味があります。
磁性材料、磁気デバイス、電気化学成膜、ナノ材料
小坂研究室
生活や労働の質を高めるための人間行動解析とその応用に関する研究
- 人にやさしいデザインができる
- ヒューマンエラーを防止するデザインができる
本研究室では、日常生活や労働環境における安心・安全や品質・生産性の向上などに貢献するため、改善すべき人間行動やヒューマンエラーの根本的原因を工学的に解明すべく研究を行っています。
ドライバの運転操作を阻害しないカーナビ画面の提案といったヒューマンインタフェースの改善、自動車運転時など特定環境下での人間の心身状態推定や、感性を取り入れた製品デザインについても研究を行っています。
人間工学,感性工学,ヒューマンインタフェース,認知情報処理
石飛研究室
高周波トランスを活かした高効率電源システムとその応用に関する研究
電気エネルギーの有効変換利用、特にハイテク応用(家電民生用及び産業応用)を目的とし、高周波ソフトスイッチング技術を導入したエネルギー変換システムの研究を行っています。
めざすは“無駄の少ない効果的なエネルギーの利用”と“シンプルかつ高性能なパワー回路の実現”。① 回路素子や負荷の特性を最大限引き出すこと、② 邪魔をする寄生パラメータを逆に利用、③ 複数回路の賢いリンクをポイントに種々の研究・開発を行っています。
共振形インバータ,非接触給電,高周波トランス
大谷研究室
生物の知覚機能に学んだハードウェアの開発と応用に関する研究
- ハードウェアとして画像処理システムを構築するため、小型・低消費電力化が期待できる
- ロボットなどの知覚機能としての応用が期待できる
本研究室では 生物の優れた知覚機能を工学的に実現 することを試みています。とりわけ、生物の視覚システムに学び、その機構を取り入れた 画像処理機能を有するイメージセンサ の考案・設計に取り組んでいます。生物に学んだハードウェアは従来のシステムでは困難であった機能をよりスマートに実現する可能性を有しているとともに、生物のもつ優れた機能を再認識・再発見することを可能とします。
アナログ電子回路,ディジタル回路,イメージセンサ
芦原研究室
電波伝搬特性を利用した下部電離圏電子密度分布の調査
- 本研究では、唯一の輸送手段である観測ロケットに搭載する電波受信機を開発して観測を行い、下部電離圏擾乱現象の仕組みを解明します。
地球大気は、自転の影響などで常に対流しており、定常的に偏西風が発生します。一方、高気圧や低気圧、台風などは局所的に発生して消滅します。このような定常状態からの乱れを擾乱といいます。高度約80km以上の超高層大気では、大気と共に電離大気(プラズマ)が存在するため、地上近くの大気とは異なるメカニズムで擾乱が生じます。太陽フレアなどにより強い電離圏擾乱が発生すると、通信障害が生じることもあるため、私達の生活にも無関係とはいえません。
下部電離圏と呼ばれる高度は、航空機や人工衛星では飛翔できません。本研究では、唯一の輸送手段である観測ロケットに搭載する電波受信機を開発し、プラズマの基礎パラメータである電子密度観測を行うことで、擾乱現象の仕組みを解明します。
電磁波計測、電波伝搬、電離層
三崎研究室
半導体研究室
有機半導体を用いたエレクトロニクス(有機エレクトロニクス)に関して基礎から応用まで幅広く研究をしています。エレクトロニクス分野では、これまでシリコンをはじめとする無機半導体が用いられてきました。しかし、近年、有機ELディスプレイの普及が進む中で、改めて有機半導体が注目を集めています。現在、既に実用化された有機ELに続き、有機トランジスタや有機薄膜太陽電池等の有機半導体デバイスの研究・開発が活発化しています。更に、印刷法で作製するプリンテッドエレクトロニクスやウェアラブルデバイスへの展開も期待されています。本研究室では、有機半導体の性能を最大限に引き出す分子配向制御技術や印刷技術に適したパターニング技術など、次世代半導体デバイスの研究に取り組んでいます。
電子物性,半導体工学,電気電気材料,薄膜デバイス,有機半導体
池田研究室
数値シミュレーションに基づく構造体や移動体の雷保護に関する研究
- 建物や移動体内の電子機器を落雷から保護します。
- 数値電磁界解析、回路解析による雷サージ特性の観測。
一般に雷といえば、「背の高い建物や構造物に落ちる」などといったことが知られていますが、雷によって生じた高電圧あるいは大電流の波(雷サージ)は落雷点から周囲へと波及し、雷サージの侵入によって機器内に生じる過電圧は各機器の破損や誤作動を引き起こします。そのため、今後のエネルギー安定供給や人々の安全な日常生活のために、雷害対策は必要不可欠です。本研究では、数値シミュレーションと実験による検証をもとに雷保護法を提案します。
雷保護,風力発電,洋上船舶
頭師研究室
地球プラズマ波動観測システムの小型集積化
- 高性能な電波観測器を集積回路によって小型化
- 小型化した回路を利用して新方式の観測器を開発
地球周辺の宇宙空間では、太陽からのプラズマ流である太陽風と地球磁場が相互作用することで、様々な現象が起こることが知られています。宇宙プラズマ中で励起、伝搬する波動を捉える観測器であるプラズマ波動観測器は、そのような環境を計測する手段の一つとして観測ロケットや人工衛星に搭載されています。そのような観測器は、高性能な回路が必要となるためそのサイズ・質量が大きな課題となっています。本研究では、観測器専用の集積回路を開発することによって、超小型観測器や新たな観測システムを実現することを目標としています。
電磁場計測, 宇宙プラズマ波動, 集積回路
土井研究室
広義の計測システムと組み込みシステムに関する研究
- 多様なセンシング方法の提供
- 組み込みシステム技術の提供
土井研究室は森羅万象を今までにない視点でとらえる広範囲な計測系の研究室です。最近は「多次元のセンシングと表現」が主なテーマです。またこれらのシステムを実現するための組み込みシステム技術の蓄積があります。
○振動型サーフェスモータ
サーフェスモータとは平面を縦横無尽に動作出来るリニアモータの一種であり、直接、平面駆動が得られます。現在研究中のものは、圧電素子を平面に展開した構造でムーバ側の構築を試みています。
○追記可能プロジェクションシステム
可視光通信を利用した、多人数の追記可能なプロジェクションシステムを提案しています。本システムは多人数での相互参加のプレゼンテーションツールを提供します。(写真参照)
計測、多次元、環境、マイコン