電気工学科藤田です。

先日の3年の「電子工学」の授業では、突然ですが、
私が講義をしないで、グループで学習を進める形式の授業を行いました。

その前の回の授業では、それまで学んでいた半導体基礎の単元が終わり、
授業時間が15分程余りました。
そこで、翌週から始まるダイオードの学習について、
3回分の授業で説明することの大半をざっと説明しました。
半導体の基礎理論が実際のダイオードの動作説明に使えることを説明していると、
学生の中の何人かが、すごく興味を持ったように見えました。
ちなみに、ダイオードが光るとノーベル賞の発光ダイオード(LED)になります。

学生が興味を持ってくれたのと、前回にざっと概略を説明していたので、
今回の授業では、私が講義することやめて、グループ学習にしました。
学生たちは、前回の講義で説明したことについて、
4-6名の班でもう一度復習して、内容を理解し、
分からないところを整理する形にしました。
その後は、疑問に思ったこと、分からなかったことを各班から挙げてもらい、
それに答えられる班から回答してもらうという形で授業をしました。

班全体での疑問点とすると、恥ずかしがらずに学生は挙げてくれます。
学生がどこに躓いているのかの状況が把握できました。
最後は、疑問点について私が答えるという形進めました。

突然のグループ学習のスタイルでの授業でしたので、
どうなるかなと思ってみていたいのですが、
グループで熱心に話し合って、学習内容の理解に努めていました。
話し合に加わっていない学生も、友達が話あっている様子を見て、
ヒントをもらっていたり、
参考になる他教科の教科書を開いて勉強したりしていました。
授業以外のことをしたり、寝たりすることもなく、
「学びの場」が自然と形成されていることに、一種の感動を覚えました。
3年生電気工学科の学生たちなかなかやります!

アクティブラーンイングと言われる新しい教育手法が注目され、
高専でも積極的に導入していくこととされています。
今までの教師が一方的に教えるという形ではなく、
学生が主体的に学ぶ学習スタイルです。
こういう学習スタイルが成立するには、
学生たちが学びに積極的に関わる「学びの場」が作られることが
ポイントだと思いますが、
電気工学科の学生たちには、比較的導入しやすいのではないかと思いました。

後期開講の2年生の「電磁気学」の授業では、
私からの説明の時間を極端に減らし、
学生たちが自習プリントに取り組むという形で授業を進めています。
こちらは、かなり挑戦的な取り組みをしていますが、
今のところ、進度も早く、理解度も例年より高いのではないかと感じています。
2年生の授業については、後日、詳しく報告いたします。